2021.03.18(木)
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故人様の安置場所に悩む【葬儀の流れ】
事前相談では必ずお話しする事柄の一つに『故人様のご安置場所』があります。
亡くなったというご連絡をご遺族様から受けた際に、「故人様を病院からどちらにお連れしますか?弊社の安置室にされますか?」
とお聞きすると考え悩まれる方が多くいらっしゃいます。
ですので、事前相談に来られた方には『故人様のご安置場所』も考えておいてください。と言わせていただいています。
では、そのご安置場所の『場所』ですが、どこが考えられるかというと下記のようになるかと思います。
1.ご自宅
2.葬儀社の安置室(通夜室)
3.寺院などの通夜会場(施設)
以上が伊那・駒ヶ根市、また上伊那地区で考えられるご安置場所かと思います。
では、それぞれのメリットとデメリットを考えていきます。
1.自宅
メリット
・故人様が長年住まわれていたご自宅に帰してあげられたという精神的満足感
・ご自宅なので費用が掛からない
デメリット
・自宅の片付けが必要
・家族葬でされたい場合、近所に知られてしまう可能性が大きい
・自宅に弔問客が来る
2.葬儀社の安置室
メリット
・自宅の片付けが必要ない
・24時間対応してくれる
・近所に知られる可能性が少ない
デメリット
・使用料金が必要となる
・故人様をご自宅に連れていけない(出棺の際自宅経由可能)
3.寺院などの通夜会場(施設)
メリット
・ご安置場所が通夜会場となる場合が多いので移動しなくても良い
・寺院等によるが、料金(使用料)は割合安価な場合が多い
デメリット
・深夜等の対応はして頂けない場合がある
・檀家になっていない場合、使用できないことが多い
ざっくりとですが以上のようなことが考えられます。
また上記には入れなかったんですが、
※マンション・アパート等の賃貸住宅の場合、
故人様(ご遺体)をご安置することを禁じている場合がありますので、それぞれの管理人や大家さん等に確認が必要となりますのでお気を付けください。
ご安置場所が決まれば故人様の移動となります。
ご移動に関して言えば、私達のような葬儀社にご依頼(一報)頂ければお迎えに伺います。
ちなみに、死亡診断書さえあれば自分たちのお車で移動することも法的には大丈夫ですが、故人様(ご遺体)を無造作に動かすとお体の状態が悪化し体液が漏れたり、時間がたって変色すしたりする可能性が増えますのでお勧めはしません。
※葬儀の本やインターネットなどで、『病院が葬儀社を紹介しますや、お迎え専門の搬送業者を紹介~』などと目にすることもあると思いますが、今のところ伊那近郊ではそのようなことは有りませんので、できれば早い段階で葬儀社を決めておいた方が良いと思います。