2022.11.30(水)
- 葬儀
宗派によるご安置の方法をご案内|葬儀の流れ
【宗派により異なるご安置方法とは?】
ご安置の方法は、宗教:宗派によって異なります。
ここでは、一般的な例をご案内させていただきますが、
同じ宗派でも、地域や司祭者のお考えによって異なる場合もございます。
【仏式】
仏式でのご安置は、皆様ご存知の方も、多いと思いますが、
ご遺体をご安置する向きを、基本的には「北枕」に致します。由来としましては、仏教の創始者である「お釈迦様」がお亡くなりになった時のお身体の向きが、お釈迦様のお頭が北向きであったことから、同じように北側に頭を向けると、お釈迦様の元へ行けるという考えがございます。
また、お釈迦様のお身体の向きを詳しく見ると、「頭北面西右腕臥:ずほくめんさいうきょうが」と言われており、「頭を北向き」「お顔を西向き」「右脇を下」に向けた状態となります。
その他、例外として、本来であれば、お頭を北向きの北枕が望ましいですが、お部屋の向きや、出入り口など様々な状況から、北向きでのご安置がご無理な場合は、「お頭を西向き」にする場合がございます。
お顔には白い布を掛けて、(可能であれば)胸元で手を組んで、掛布団を掛けさせていただき、布団の上には守り刀を、魔除けとして置きます。
そして、故人様の枕元には、枕飾りとして、「白木机:ろうそくやお線香:お線香を立てる香炉:花立て」などお参りで必要なものを一式、私共にてご用意させていただきます。
【神式】
一般的には、仏式と同様です。
ただ、枕飾りとして、お線香ではなく、「ろうそく2本:榊(さかき):御神酒:水:塩:米:魚」をお供えと致します。
【その他】
ご安置の際、ドライアイスなどで、お身体を保護させていただきます。夏場では、なるべく涼しいお部屋や、冬場でも、ご安置のお部屋に限り、暖房のご利用を控えていただくように、お願いをしてございます。