2020.11.25(水)
- 供養
- 葬儀
喪中の年賀状 出してしまったら? もらった場合は?
喪中はがきについてよくある質問です。
こうなったらどうしたらよいか?
お答えします。
先方が服喪中と知らず、
うっかり年賀状を出してしまった
ことはありませんか。
また、自分が服喪中に
年賀状を受け取った場合も
あるかもしれません。
もし、喪中と知らずに年賀状を
出してしまった場合は、
非礼を詫びるあいさつ状を出します。
文面は、年賀状を出してしまったお詫びと
お悔やみの言葉になります。時節柄、
寒中見舞いを兼ねた文で良いでしょう。
お母さまのご不幸を存じ上げず
「年賀状を差し上げまして
大変失礼いたしました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
寒さ厳しき折、お体を大切になさいますよう
お願い申し上げます。
取り急ぎ失礼のお詫びまで。」
という文面になります。
喪服中の方へのあいさつは
寒中見舞いが適しています。
年始状として、「謹賀」「おめでとう」など
お祝いの言葉を書かない年始のあいさつ状を
出すという方法もあります。
お祝いの言葉を慎み、お悔やみを伝えたり、
励ましたりといった文面にします。
被災された方に出す場合も適しています。
反対に、服喪中に受け取った場合には
松の内が過ぎてから年賀状のお礼と
服喪中につき年賀欠礼した旨
お知らせしなかったことへの
お詫びの文面のあいさつ状を送ります。
「このたびはお心のこもった年賀状を
頂戴しましてありがとうございました。
実は昨年〇月母が他界いたしましたので、
服喪中につき、年賀のご挨拶を
失礼いたしました。
早くにお知らせを申し上げるべきところ
行き届きませず失礼いたしましたことを
お詫び申し上げます。」
こんな形で出すと良いでしょう。
あくまで参考ということで
ご理解ください。
それぞれのお付き合いの度合いや
関係性などで内容なども
変わると思います。